Birthstone
6月の誕生石ムーンストーンの指輪|光の特徴・石言葉と扱い方

6月の誕生石のひとつがムーンストーンです。乳白色や無色の石の中に、月明かりのような青白い光がふわりと浮かび、見る角度を変えると光がすっと動いて見えるのが魅力です。石言葉には「愛の予感」「富貴」などが知られています。一方で、モース硬度は6〜6.5と控えめで、衝撃や熱には気をつけたい繊細な石でもあります。この記事では、ムーンストーンの光の特徴や一般的な石言葉、日本の6月の誕生石が3つあること、指輪に選ぶときに知っておきたい性質と、結婚指輪の内側に納める楽しみ方をご紹介します。
6月の誕生石ムーンストーンとは
長石の仲間の宝石
ムーンストーンは、「長石(ちょうせき)」というグループの鉱物です。GIA(米国宝石学会)の解説によると、性質の異なる2種類の長石がごく薄い層になって交互に重なった構造を持っていて、それがムーンストーンならではの光を生み出しています。
月の女神と結びつけられてきた石
その名のとおり、ムーンストーンは古くから月と結びつけて語られてきました。GIAでは、ローマやギリシャの月の女神との関わりや、ヒンドゥーの神話で「月の光が固まってできた」とされることが紹介されています。
ジュエリーの歴史にも登場する石
GIAの解説では、19世紀末から20世紀初めのアール・ヌーヴォーの時代に、ルネ・ラリックやルイス・コンフォート・ティファニーといった作り手がムーンストーンを使ったことも紹介されています。主な産地はインドとスリランカで、ブラジル、マダガスカル、ミャンマー、タンザニアなどでも採れるとされています。
光が動いて見える「アデュラレッセンス」
ムーンストーンの最大の魅力は、石の表面を青白い光がうねるように動いて見える現象です。これは「アデュラレッセンス」と呼ばれ、石の中の薄い層の間で光が散乱することで起こるといわれています。
- ムーンストーンの光は、石の中の薄い層で光が散乱して生まれるとされています
- 見る角度を変えると、光が石の表面を移動するように見えます
- 無色の地に青い光が浮かぶものが、とくに好まれるといわれています
光の当たり方や見る角度で表情が変わるので、同じ石でも、朝の自然光と夜の室内の灯りとでは違って見えることがあります。指輪を外して眺めるたびに、少しずつ違う表情に出会えるのも楽しみのひとつです。
日本の6月の誕生石は3つ
日本の誕生石は2021年12月に全国宝石卸商協同組合によって改訂され、6月にはもともと選ばれていた真珠とムーンストーンに、アレキサンドライトが加わりました。
| 日本の6月の誕生石 | 一般的に知られる特徴 |
|---|---|
| 真珠 | 貝の中で育つ有機質の宝石。モース硬度は2.5〜3と、やわらかい |
| ムーンストーン | 青白い光が浮かぶ長石の仲間。モース硬度は6〜6.5 |
| アレキサンドライト | 光源によって緑系から赤系へと色が変わって見える。モース硬度は8.5 |
コフレクルールでは、6月の誕生石としてムーンストーンをご用意しています。ほかの月の石は誕生石一覧と意味でまとめています。
ムーンストーンの石言葉(諸説あり)
ムーンストーンの石言葉としてよく紹介されるのは、「愛の予感」「富貴」などです。月明かりのような、やさしくロマンチックな光にふさわしい言葉といえそうです。
結婚指輪に重ねるなら、たとえば次のような受け取り方ができます。
- 「愛の予感」…出会ったころのときめきを、これからも大切にしたい
- 「富貴」…心豊かな暮らしを、ふたりで築いていきたい
石言葉は出典によって表現が異なり、ひとつに決まっているものではありません。言い伝えのひとつとして、ふたりで話すきっかけにしてみてください。6月に入籍や結婚式を予定している方なら、「記念日の月の石」としてムーンストーンを選ぶ考え方もあります。誕生石以外の石の選び方は結婚指輪の石の選び方でご紹介しています。
指輪に選ぶ前に知っておきたいムーンストーンの性質
硬さはモース硬度6〜6.5、靭性は高くない
ムーンストーンの硬さは、モース硬度で6〜6.5とされています。GIAの解説では、靭性(割れにくさ)もあまり高くないとされ、強い衝撃が加わると割れることがあります。毎日身につける指輪に選ぶなら、ほかの石よりも少しだけ気づかってあげたい石です。
熱と洗浄機に注意
GIAによると、ムーンストーンは熱に弱く、割れることがあるとされています。そのため、お手入れでは次のような点が勧められています。
| 場面 | 一般的にいわれていること |
|---|---|
| 洗うとき | 温かい石鹸水とやわらかいブラシで、やさしく |
| 超音波洗浄器 | 避ける |
| スチームクリーナー | 避ける |
| 熱 | 高温になる場所や、急な温度変化を避ける |
日常の気づかい
- 重い荷物を持つとき、スポーツやジムで体を動かすときは外しておく
- ドアノブや手すりなど、硬いものにぶつけないよう気をつける
- 外したときは、ほかのジュエリーと触れ合わないように分けて保管する
外したほうがよい場面や保管のコツは結婚指輪のお手入れ方法でも詳しくご紹介しています。
ムーンストーンを指輪に入れる楽しみ方
内側に納める、ふたりだけの月明かり
コフレクルール(Coffret Couleur)は、ふたりの誕生石2石をリングの内側に並べて納める結婚指輪・婚約指輪です。「コフレ」はフランス語で小箱・宝箱、「クルール」はフランス語で色。6月生まれの方なら、ムーンストーンのやわらかな光を、お相手の誕生石と並べてしまっておけます。外からは見えにくい内側に、ふたりだけが知る月明かりを持てるのが魅力です。
お相手の石との組み合わせ
乳白色のムーンストーンは、ほかの色を穏やかに受け止めてくれる石です。
- ピンクトルマリン(10月)やアメシスト(2月)と並べると、淡く夢見るような雰囲気に
- アクアマリン(3月)やブルートパーズ(11月)と並べると、青白い光と水色が重なり、すがすがしい印象に
- ルビー(7月)やエメラルド(5月)と並べると、あざやかな色がやわらかく引き立ちます
地金の色との相性
コフレクルールでは、8つのデザインすべてでPT900とK18(WG/PG/YG)から素材を選べます(デザインによってはほかの素材もございます)。プラチナやホワイトゴールドなら青白い光が涼やかに、ピンクゴールドやイエローゴールドなら乳白色が温かくやさしい雰囲気にまとまります。
言葉の名前を持つデザインと重ねる
ムーンストーンの石言葉「愛の予感」に重ねるなら、「運命」を意味するCoffret Destine(コフレ デスティネ)や、「情熱」を意味するCoffret Passion(コフレ パシオン)など、ふたりの出会いや恋の高鳴りを思わせるデザインを選ぶのもすてきです。8つのデザインはコレクション一覧からご覧いただけます。
誕生石シミュレーターで並べてみる
トップページの誕生石シミュレーターでは、2つの誕生石の組み合わせを試せます。ムーンストーンとお相手の石を並べてみてください。光の表情は実物でこそ伝わるので、取扱店一覧からお近くのお店で確かめるのもおすすめです。
まとめ
- ムーンストーンは6月の誕生石のひとつで、日本の誕生石では真珠・アレキサンドライトも6月の石です
- 長石の仲間で、青白い光が動いて見える「アデュラレッセンス」が魅力です
- 石言葉は「愛の予感」「富貴」などが知られていますが、諸説あります
- モース硬度は6〜6.5で靭性も高くないため、衝撃や熱、洗浄機には注意が必要です
- コフレクルールなら、ムーンストーンとお相手の誕生石を結婚指輪の内側に並べて納められます
月明かりのようなやさしい光を、ふたりの宝箱に。6月生まれの方や、6月に記念日を迎えるふたりの指輪選びの参考になればうれしいです。