Birthstone
9月の誕生石サファイアの意味と特徴|指輪に入れる楽しみ方

9月の誕生石はサファイアです。サファイアはルビーと同じ「コランダム」という鉱物で、ごくわずかな鉄とチタンによって深い青があらわれるといわれています。石言葉には「慈愛」「誠実」「徳望」などが知られ、古くから誠実さや真実の象徴とされてきた石です。モース硬度は9と硬く、割れやすい方向もないため、毎日つける指輪にも向いているとされています。この記事では、サファイアの色と特徴、石言葉、性質、そして結婚指輪・婚約指輪に入れるときの楽しみ方をご紹介します。
9月の誕生石サファイアとは|青い色と特徴
深い青は、鉄とチタンから
サファイアは、主にアルミニウムと酸素からできた鉱物「コランダム」の仲間です。純粋なコランダムは無色ですが、微量の鉄とチタンが含まれることで青い色が生まれ、鉄が多いほど青が濃くなるとされています。その含有量は、わずか百分の数パーセントほどでよいといわれています。
青の色みにも幅があり、緑がかった青から紫がかった青まで、石によって少しずつ表情が異なります。
ルビーとサファイアは同じ鉱物
同じコランダムのうち、赤いものは「ルビー」と呼ばれ、それ以外の色のものは「サファイア」と呼ばれます。つまり、7月のルビーと9月のサファイアは、色の違いで名前が分かれた同じ鉱物なのです。7月のルビーについては7月の誕生石ルビーの意味と特徴でご紹介しています。
青だけではない「ファンシーサファイア」
サファイアといえば青を思い浮かべますが、実はピンク、イエロー、オレンジ、グリーン、パープルなど、さまざまな色があります。青以外のものは「ファンシーサファイア」と呼ばれることがあり、なかには光源によって青や紫に色が変わって見える「カラーチェンジサファイア」もあるとされています。
名前の由来と産地
サファイアという名前は、ギリシャ語の「sappheiros」に由来するといわれています。歴史的な産地としては、深い青で知られるカシミール地方、ミャンマー、スリランカが有名で、ほかにもマダガスカル、タンザニア、オーストラリア、タイ、アメリカのモンタナ州などで産出します。
サファイアの石言葉(諸説あり)
サファイアの石言葉としてよく紹介されるのは、次のような言葉です。
| 石言葉の例 | 指輪に重ねるなら |
|---|---|
| 慈愛 | 相手をいつくしむ気持ちを忘れずに |
| 誠実 | まっすぐに向き合うふたりでいたい |
| 徳望 | まわりから信頼されるふたりに |
サファイアは、古くから誠実さ、真実、忠誠の象徴とされ、王族や聖職者の装飾品にも用いられてきたと伝えられています。こうした背景を知ると、「誠実」という石言葉にも親しみがわいてきます。ただし石言葉は出典によって表現が異なります。言い伝えとして気軽に楽しんでください。ほかの月の石言葉は誕生石一覧と意味でまとめています。
日本の9月の誕生石はサファイアとクンツァイト
日本の誕生石は、2021年に全国宝石卸商協同組合が改定を行い、9月にはクンツァイトが新たに加わりました。日本の9月の誕生石は、サファイアとクンツァイトの2つです。
| 9月の誕生石 | 備考 |
|---|---|
| サファイア | 以前から9月の誕生石として親しまれてきた石 |
| クンツァイト | 2021年の改定で新たに加わった石 |
コフレクルールでは、9月の誕生石としてサファイアをご用意しています。
サファイアの性質|硬さ・割れにくさ・お手入れ
モース硬度9で、毎日の指輪にも向く
サファイアのモース硬度は9とされ、比較的硬い宝石です。割れにくさ(靭性)にも優れ、割れやすい方向(へき開)がないため、毎日使う指輪などのジュエリーにも向いているといわれています。熱や光、一般的な化学薬品にも、ふだんの着用では安定しているとされています。
なお、モース硬度の数字は等間隔ではないため、数字だけで硬さを単純に比べることはできません。
処理と扱い方の目安
サファイアには、色を整えるための加熱処理などが行われることがあります。未処理や加熱処理の石は耐久性が高いとされる一方で、割れ目をガラスで充填した石や染色された石は、弱い酸でも傷むことがあるとされ、ていねいな扱いが必要です。
| 項目 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 硬度 | モース硬度9 |
| へき開 | なし |
| 洗い方 | 温かい石鹸水でやさしく洗うのが安全 |
| 気をつけたいこと | 充填・染色された石は湿らせた布で拭く程度に |
- サファイアは硬く、割れにくい性質をもつ石とされています
- それでも、重い荷物を持つときやスポーツのときは外しておくと安心です
- 洗浄機の使用は、石の処理によって可否が変わるため取扱店に相談しましょう
指輪全体のお手入れは、結婚指輪のお手入れ方法でご紹介しています。
サファイアを結婚指輪・婚約指輪に入れる楽しみ方
内側に納める、深い青
コフレクルール(Coffret Couleur)は、ふたりの誕生石2石をリングの内側に並べて納める結婚指輪・婚約指輪です。「コフレ」はフランス語で小箱・宝箱、「クルール」はフランス語で色。9月生まれの方なら、サファイアの深い青がふたりの宝箱の色になります。
落ち着いた青は、プラチナの白い輝きにも、ゴールドのあたたかな色にもなじみやすい色です。外からは見えにくい内側に、誠実さの象徴とされてきた青をそっとしまっておけます。
サファイアと相手の誕生石の組み合わせ例
- 9月 サファイア × 3月 アクアマリン:深い青と淡い水色の、海のようなグラデーション
- 9月 サファイア × 7月 ルビー:同じコランダムどうしの、赤と青の対比
- 9月 サファイア × 4月 ダイヤモンド:無色のきらめきが青を引き立てる組み合わせ
- 9月 サファイア × 12月 タンザナイト:青と青紫が溶け合う、落ち着いた組み合わせ
色の組み合わせ方は、ふたりの誕生石の組み合わせ方でもご紹介しています。
「誠実」の言葉をもつリングと重ねる
コフレクルールの8つのデザインには、それぞれ言葉の名前があります。Coffret Honneteは「誠実」の意味をもつリングです。「飾らずありのままに」という想いのもと、まっすぐな線が誠実さを体現し、日々の暮らしに溶け込む凛としたデザインに仕上げています。誕生石2石が、ふたりの素直な気持ちを映します。サファイアの石言葉「誠実」と重ねて選ぶのも、ひとつの楽しみ方です。
素材はPT900とK18(WG/PG/YG)からお選びいただけます。ほかのデザインはコレクション一覧からご覧ください。
サファイアの組み合わせを試してみる
トップページの誕生石シミュレーターでは、2つの誕生石の組み合わせを試すことができます。サファイアと相手の誕生石を並べて、ふたりの色を確かめてみてください。実際の色合いは、取扱店一覧からお近くのお店でご覧いただけます。
まとめ
- 9月の誕生石サファイアは、ルビーと同じコランダム。鉄とチタンによって青が生まれるといわれています
- 青のほかにも、ピンクやイエローなどさまざまな色のサファイアがあります
- 石言葉には「慈愛」「誠実」「徳望」などが知られていますが、諸説あります
- 日本の9月の誕生石は、2021年の改定でサファイアとクンツァイトの2つになりました
- モース硬度9で割れにくく、毎日つける指輪にも向いているとされています
深く澄んだ青に、「誠実」という言葉を重ねて。サファイアは、ふたりがまっすぐに向き合う毎日にそっと寄り添ってくれる色です。