Birthstone
12月の誕生石タンザナイトの意味と特徴|指輪に入れる楽しみ方

12月の誕生石タンザナイトは、青と紫が溶け合ったような神秘的な色をもつ宝石です。鉱物「ゾイサイト」の青紫色の変種で、1960年代にタンザニアで見つかった、宝石の中では比較的新しい石です。見る角度によって青や紫に表情を変えるのが大きな特徴で、石言葉には「冷静」「誇り高き人」「成功」などが知られています。一方で、モース硬度は6〜7とされ、衝撃や急な温度変化には気をつけたい石でもあります。この記事では、タンザナイトの色と特徴、石言葉、扱い方の注意点、そして結婚指輪・婚約指輪に入れるときの楽しみ方をご紹介します。
12月の誕生石タンザナイトとは|青紫の色と特徴
見る角度で色が変わる「多色性」
タンザナイトには、結晶の向きによって違う色に見える「多色性」という性質があります。すみれ色がかった青と濃い青が見られ、カットされた石を少し傾けたり揺らしたりするだけで、その色の変化を楽しめるといわれています。
ひとつの石の中に、青と紫のふたつの表情がある。そんなタンザナイトの姿は、ふたつの色を並べるコフレクルールの指輪にも、どこか重なるところがあります。
タンザニアで見つかった、新しい宝石
タンザナイトは、1960年代にタンザニアで見つかった青紫色の結晶が、宝石学的な調査によって鉱物「ゾイサイト」の透明な変種と判断されたことから知られるようになった宝石です。名前は、産地であるタンザニアにちなんで名づけられました。1968年には、大手の宝飾店が大々的な宣伝を行い、鮮やかな色と透明度の高さで一気に注目を集めたと伝えられています。
産地は世界でひとつの地域だけ
タンザナイトが商業的に採掘されているのは、世界でただひとつ、タンザニア北部のメレラニ・ヒルズだけだとされています。鉱山の北には、キリマンジャロ山の雪をいただいた斜面がそびえているといわれています。限られた場所でしか採れないことも、タンザナイトの魅力のひとつです。
多くの石は加熱処理されている
現在流通しているタンザナイトの多くは、加熱処理されているといわれています。加熱によって黄緑色や茶色がかった色みを取り除いたり弱めたりして、青とすみれ色を際立たせているそうです。
タンザナイトの石言葉(諸説あり)
タンザナイトの石言葉としてよく紹介されるのは、次のような言葉です。
| 石言葉の例 | 指輪に重ねるなら |
|---|---|
| 冷静 | どんなときも落ち着いて向き合えるふたりに |
| 誇り高き人 | 互いを誇りに思える関係に |
| 成功 | ふたりで新しい一歩を踏み出す日に |
石言葉は出典によって表現が異なり、ひとつに決まっているものではありません。ふたりで話すきっかけとして、気軽に楽しんでください。ほかの月の石と石言葉は誕生石一覧と意味でまとめています。
日本の12月の誕生石は4つ
日本の誕生石は、2021年に全国宝石卸商協同組合が改定を行い、12月にはタンザナイトとジルコンが新たに加わりました。そのため、日本の12月の誕生石は次の4つです。
| 12月の誕生石 | 備考 |
|---|---|
| ターコイズ | 以前から12月の誕生石として親しまれてきた石 |
| ラピスラズリ | 以前から12月の誕生石として親しまれてきた石 |
| タンザナイト | 2021年の改定で新たに加わった石 |
| ジルコン | 2021年の改定で新たに加わった石 |
12月は、日本の誕生石の中でもっとも多くの石が選ばれている月のひとつです。同じ12月の石の中から好きな色を選べるのも、12月生まれの方ならではの楽しみです。コフレクルールでは、12月の誕生石としてタンザナイトをご用意しています。
タンザナイトの性質|扱い方の注意
毎日つける指輪に入れるなら、タンザナイトの性質を知っておくと安心です。
モース硬度6〜7。衝撃に気をつけたい
タンザナイトのモース硬度は6〜7とされ、サファイアほど硬くも割れにくくもないといわれています。割れにくさ(靭性)は「普通〜低い」とされ、衝撃によって割れやすい方向(へき開)ももっています。それでも、強い打撃を避けるよう適切に気をつければ、さまざまなジュエリーとして身につけられるとされています。
高温や急な温度変化、一部の酸を避ける
熱や光、一般的な化学薬品には、ふだんの着用では安定しているとされています。ただし、非常に高温の環境や急な温度変化は避けたほうがよく、塩酸やフッ酸にふれると傷むおそれがあるといわれています。
| 項目 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 硬度 | モース硬度6〜7 |
| 割れにくさ | 普通〜低い(へき開あり) |
| 気をつけたいこと | 強い衝撃・高温・急な温度変化 |
| 洗い方 | 温かい石鹸水で洗うのが安全とされる |
| 洗浄機 | 超音波洗浄器・スチームクリーナーは勧められていない |
- 硬いものにぶつけないよう、重い荷物を持つときやスポーツのときは外しておきましょう
- 熱いお湯を使う家事や、サウナなど高温の場所では外しておくと安心です
- 洗浄機は使わず、お手入れはやわらかい布でやさしく拭くのが基本です
石ごとの硬さや割れにくさの違いは結婚指輪の石の選び方で、指輪全体のお手入れは結婚指輪のお手入れ方法でご紹介しています。
タンザナイトを結婚指輪・婚約指輪に入れる楽しみ方
内側に納める、神秘的な青紫
コフレクルール(Coffret Couleur)は、ふたりの誕生石2石をリングの内側に並べて納める結婚指輪・婚約指輪です。「コフレ」はフランス語で小箱・宝箱、「クルール」はフランス語で色。12月生まれの方なら、タンザナイトの青紫がふたりの宝箱の色になります。
外からは見えにくい内側に、角度によって表情を変える青紫をそっとしまっておけます。指輪を外して手のひらで傾けたとき、青と紫が入れ替わるように見えるのは、タンザナイトならではの楽しみです。
タンザナイトと相手の誕生石の組み合わせ例
- 12月 タンザナイト × 2月 アメシスト:青紫と紫の、やわらかくつながる組み合わせ
- 12月 タンザナイト × 9月 サファイア:青紫と深い青の、落ち着いたグラデーション
- 12月 タンザナイト × 6月 ムーンストーン:乳白色の光が青紫をやさしく包みます
- 12月 タンザナイト × 8月 ペリドット:青紫と黄緑の、個性的な対比
色の組み合わせ方のヒントは、ふたりの誕生石の組み合わせ方でもご紹介しています。
デザインと地金を選ぶ
コフレクルールには、言葉の名前をもつ8つのデザインがあり、素材はPT900とK18(WG/PG/YG)から選べます(Coffret Destine 全種と Coffret Pur の婚約指輪は Pt900 / K18 コンビも選べます)。それぞれのリングに込めた言葉を読みながら、ふたりらしいデザインを探してみてください。デザインはコレクション一覧から、ものづくりについてはクラフトマンシップのページからご覧いただけます。
タンザナイトの組み合わせを試してみる
トップページの誕生石シミュレーターでは、2つの誕生石の組み合わせを試すことができます。タンザナイトと相手の誕生石を並べて、ふたりの色を確かめてみてください。見る角度で変わる色合いは、ぜひ取扱店一覧からお近くのお店で実物をご覧ください。
まとめ
- 12月の誕生石タンザナイトは、ゾイサイトの青紫色の変種。1960年代にタンザニアで見つかった比較的新しい宝石です
- 見る角度で青や紫に色が変わる「多色性」が大きな特徴です
- 石言葉には「冷静」「誇り高き人」「成功」などが知られていますが、諸説あります
- 日本の12月の誕生石は、ターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト・ジルコンの4つです
- モース硬度6〜7で、衝撃や高温、急な温度変化に気をつけてやさしく扱いたい石です
ひとつの石に青と紫のふたつの表情をもつタンザナイト。ふたりの色を並べる宝箱に、冬生まれの方の神秘的な色を納めてみてはいかがでしょうか。