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結婚指輪と金属アレルギー|素材選びの考え方と相談先

金属アレルギーが心配な方が結婚指輪を選ぶときは、まず皮膚科で相談し、どの金属に反応しやすいかを知っておくことが安心への近道です。そのうえで、指輪の素材に含まれる金属(割金)をお店で確かめ、試着の段階から肌の様子を見ていきましょう。プラチナやゴールドは比較的アレルギーを起こしにくい素材として知られていますが、指輪に使われるのは他の金属を混ぜた合金です。「プラチナだから大丈夫」と決めつけず、自分の体質に合わせて選ぶことが大切です。この記事では、金属アレルギーと結婚指輪の素材選びの一般的な考え方をご紹介します。
なお、この記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療に代わるものではありません。症状がある方、心配な方は、皮膚科などの専門医にご相談ください。
金属アレルギーが起こるしくみ
汗などで溶け出した金属が原因に
皮膚科医が監修したゼクシィの記事では、金属アレルギーの原因は金属そのものではなく、汗などで金属成分が溶け出してイオン化し、体内に入ることだと説明されています。症状としては、かゆみや赤み、水ぶくれなどのかぶれが挙げられています。
反応しやすい金属は人によって違う
どの金属に反応するかは人によって異なります。皮膚科の専門誌『皮膚科の臨床』(2020年)に掲載された金属アレルギーの論文の要旨では、重要な金属としてニッケル、金、コバルトが挙げられ、ニッケルと金は女性に多いとされています。つまり、「金だから安心」とは言い切れず、まずは自分が何に反応しやすいかを知ることが大切です。
- 金属アレルギーは、汗などで溶け出した金属成分が原因になるとされています
- 反応しやすい金属は人によって違います
- 心配なときは、指輪を選ぶ前に皮膚科で相談するのがおすすめです
結婚指輪の素材と「割金」
指輪の素材は合金
結婚指輪によく使われるプラチナやゴールドは、そのままではやわらかすぎるため、硬さや色合いを整えるために他の金属(割金:わりがね)を混ぜて使われます。
| 素材 | 含まれる割合 | 割金についていわれていること |
|---|---|---|
| Pt900 | プラチナ90% | 残り10%の割金にパラジウムが含まれることが多いとされています |
| K18 | 金75% | 残り25%は銀や銅などの割金とされています |
| K18 ピンクゴールド | 金75% | 赤みを出すために銅が多めに含まれるとされています |
| K18 ホワイトゴールド | 金75% | 割金にパラジウムなどが使われ、表面をロジウムでコーティングすることが多いとされています |
素材ごとの色や特徴は 結婚指輪のプラチナとゴールドの違い で詳しくご紹介しています。
プラチナ・ゴールドは起こしにくいとされるが
プラチナは化学的に安定した貴金属で、汗や水に触れても金属イオンが溶け出しにくく、金と並んでアレルギーを起こしにくい素材として知られています。一方で、プラチナの指輪で症状が出る場合、その多くは割金に含まれるパラジウムや銅などが原因だと説明されています。ニッケルに反応する方はパラジウムにも反応しやすい、という説明もあります。
素材の名前だけで判断せず、割金に何が使われているかをお店で確かめておくと安心です。
配慮した素材を扱うブランドも
ゼクシィの記事では、汗などで溶け出しにくくアレルギーを起こしにくいとされる素材として、チタンやジルコニウム、タンタル、イリジウムを割金に使ったプラチナなどが紹介されています。どの素材が自分に合うかは体質によって異なるため、皮膚科での相談結果をもとに考えましょう。
皮膚科で相談するときのこと
パッチテストで原因を調べる
金属アレルギーが疑われるときは、皮膚科でパッチテストという検査が行われることがあります。埼玉県のアレルギー相談のQ&Aでは、かぶれの原因を調べる方法として、詳しい問診とともに、疑わしい物質を皮膚に貼って反応を見るパッチテストが紹介されています。指輪を買う前に受けておくと、反応しやすい金属を前もって知ることができます。
受診のときに持っていきたいもの
同じQ&Aでは、受診の際に、原因と思われる製品の名前や成分のメモ、可能であれば製品そのものを持っていくとよいとされています。結婚指輪の場合は、次のようなものを用意しておくと相談しやすくなります。
- これまでにかぶれたことのあるアクセサリーや時計(あれば)
- いつ、どの部分に、どんな症状が出たかのメモ
- 検討している指輪の素材の名前(Pt900、K18 など)
- 検査や診断は皮膚科などの専門医に相談しましょう
- 指輪を選ぶ前に相談しておくと、素材を決めるときの手がかりになります
- 自己判断で「この素材なら大丈夫」と決めつけないことが大切です
購入前にお店で確かめたいこと
皮膚科で相談した内容をもとに、お店では次のことを確かめておきましょう。
- 割金の内容:検討している素材にどんな金属が含まれているか
- コーティングの有無:表面にコーティングをしているか、その下の素材は何か
- 試着の仕方:少し長めに着けて、肌に違和感が出ないかを確かめる
- 素材の選択肢:同じデザインで、ほかにどんな素材が選べるか
金属アレルギーの心配があることは、遠慮なくお店に伝えて大丈夫です。試着のときに確かめたいほかのポイントは、結婚指輪の試着ポイント でまとめています。
毎日着けるときの工夫
結婚指輪は、毎日長い時間身につけるものです。皮膚科医監修のゼクシィの記事では、予防のために汗を拭き取って清潔に保つこと、夏場や運動のときはこまめに指輪を外すことがすすめられています。
- 汗をかいたら、指輪と指をやわらかい布で拭く
- 手を洗ったあとは、指輪の内側までしっかり乾かす
- 運動や汗をかく作業のときは、指輪を外す
もし、かゆみや赤みなど気になる症状が出たら、指輪を外して、早めに皮膚科に相談しましょう。購入したお店にも相談しておくと安心です。日々のお手入れは 結婚指輪のお手入れ方法 をご覧ください。
コフレクルールの素材
コフレクルール(Coffret Couleur)は、リングの内側にふたりの誕生石(2石)を並べて納める結婚指輪・婚約指輪です。素材は次のとおりです。
| 素材 | 選べるデザイン |
|---|---|
| PT900 | 8つのデザインすべて |
| K18(WG/PG/YG) | 8つのデザインすべて |
| Pt900・K18 コンビ | Coffret Destine 全種、Coffret Pur の婚約指輪 |
金属アレルギーが心配な方は、皮膚科で相談した内容をもとに、気になる素材の割金について取扱店で確かめてから選ぶと安心です。8つのデザインは コレクション一覧 でご覧いただけます。
まとめ
- 金属アレルギーは、汗などで溶け出した金属成分が原因になるとされ、反応する金属は人によって違います
- プラチナやゴールドは起こしにくい素材として知られていますが、指輪は割金を含む合金です
- 指輪を選ぶ前に皮膚科で相談し、パッチテストなどで反応しやすい金属を知っておくと安心です
- お店では割金の内容やコーティングの有無を確かめ、少し長めに試着してみましょう
- 気になる症状が出たら指輪を外し、早めに皮膚科へ相談しましょう
毎日安心して着けられることも、結婚指輪の大切な条件のひとつです。気になることは、取扱店一覧 からお近くのお店に相談してみてください。


